ソーシャルワーカー世界を開く〜10万人に1人の病×2~

『直腸カルチノイド+平山病』10万人に1人の難病2つもちのソーシャルワーカーの闘病記…のような雑記。色んなことを書いていきます。

「お気もちですから」の魔法~心をつかむのは〇〇〇~

 

「お気もちですから」

 

「気もち」という言葉ってなんとなく心に訴えかけますよね。

 

数年前、祖父の葬儀のとき、葬儀会社の担当者から言われた言葉がこれです。

 

祖父は、肺がんで亡くなりました。亡くなったとき90歳近くだったと思います。

4年近く闘病生活を続け、入退院も繰り返しながら最期はホスピスで過ごしました。

仕事帰りによく祖父の病院にお見舞いに行きました。

亡くなるほんの数日前、妹と一緒にお見舞いに行ったとき、本当にうれしそうな顔で祖父が「ありがとう」と言ったのは今でも忘れられません。

(冒頭から暗い話になってスミマセンm(__)m)

 

祖父が亡くなってすぐに葬儀会社の手配をし、葬儀の準備をしました。

決して安い値段ではないお葬式プラン。

 

しかし、担当者は絶対に「これ買ったほうがいいですよ」とは言わないのだ。

 

ただ一言

「こういうのはお気持ちですから」

これだけです。

もっと言えば「大好きなおじいちゃんのために何がしてあげられるのか」

ということをついてくる

 

営業においては、いかに売り上げ・利益を上げるかがとても重要になってきます。

そのために何が大切なのか?

 

そう、伝え方です。

 

目的(買ってほしい)というのはあるけれども、

「うちの商品買ってください!お願いします!」だけでは

なんか買いたくないですよね?

(本田翼ばりに美人のセールスレディとかなら別かもしれませんが)

 

でも、ここでお客様にとってのメリットを伝えることができたら?

もっと言えば、感情を揺さぶることができたら?

 

葬儀会社担当者は「お気持ちですから」の一言で、

私達家族に「もっと良いプランにしたほうがいいんじゃないかな?」という気持ちにさせました。

 

実際、私は祖父が大好きだったのでできる範囲で最大限お見送りしたいとは思ってましたし、その担当者の言葉でよりそれを実行しようと考えるわけです。

 

実際、このときの葬儀は私が言うのもおかしな話ですが本当に素晴らしい葬儀だったと思います。

 

この伝え方という武器はありとあらゆる場面で役に立ってくるわけです。

 

また、別の機会に詳しく書ければと思います。

 

もしかしたら日常生活でも使えるかもしれない

「お気もちですから」